スーパーシールのはなし

 

発売から1週間とちょっと経った『ペーパーマリオ スーパーシール』について。
毎度お馴染み、レビューといこうと思います。
やはりFumiyaさんクオリティなので非常に強い言い方に
なってしまうと思うのでご注意を。もちろん、ネタバレについても注意です。



 

始めに、正直に言うと 凄くガッカリでした。
2週目ややり込み要素ならともかく、最初のゲームクリアをする時点で
プレイするのが面倒になった作品はこれが初めてですね。
全体的に かなり不満が多かったです。

まずはストーリーやキャラクターなど、全体的なものについて。

何故、ストーリーを省いたのか 未だに理解に苦しみます。
社長が訊くで宮本さんが「ストーリーはなくていい、必要なのか?」と言ったとの事ですが
最も RPGというジャンルでゲームをやっていくのに、ストーリーが無いってのは
「マリオらしさ」とかどうこう以前に、ゲームとしてどうかと思うんですよね。
「今作はシールバトルアドベンチャーだろ」 と揚げ足取るような事も言われましたが、
最近のゲームのジャンルって、みんなこんなもんなんですよね。
色んな名前付けているだけで結局は○○じゃん みたいなのばかりです。今作はRPGです。
スーパーマリオ本編なら、分かるんですけどね。
ペーパーマリオは完全に別のマリオとして歩んでもいいと思うんだけどなぁ…。

ペーパーマリオシリーズは個性的なキャラクターや濃いストーリーで、
普段マリオタイトルにはあまり目を付けないユーザーにも凄く評価の高いタイトルです。
ネット上 pixivなどの二次創作サイトなんかを見れば、人気は一目瞭然ですね。
それなのに、シリーズ皆勤だった デアールやコブロン、レサレサなどを
登場させないうえに オリジナルキャラクターはルーシーだけというのはあんまりです。
そのルーシーもストーリーが薄っぺらいせいで、ほとんど出番が無いんですよね。
ヒントも存在を忘れるくらいロクな事言ってくれないし、基本マリオの代理で喋るだけ。
常に上から目線だし マリオがただのパシリになっているのに腹が立ちました。
ラスボス戦で、自らを犠牲にしてマリオにパワーを与えてくれる、あれは良い展開だとは
思いましたが ストーリーがロクにないのに突然お涙頂戴シーンを入れられても困るし、
エンディングで速攻復活したのもどうかと思いますね。

また、オープニングも全体的に意味不明。台詞もナレーションもないから
何がどうなったのかも全然分かりません。
そして いざ冒険かと思いきや、いきなりキノピオを探す面倒な作業。
この時点で謎解きの理不尽さは始まっていました。
また キノピオたちがピーチ姫の心配を一切していなかったのもどうかと。
1人だけ これでピーチ姫を助けに行けますね! と言ったいつも通りマリオ任せの
キノピオがいましたが これだけです。何なんだよ。

マリオの味方サイドのキャラクターも、キノピオだけというのはガッカリでしたね。
彼らは彼らで、凄く良いキャラしていますが 今までのシリーズでは
クリボーやノコノコ、テレサ、ヨッシー、オリジナルキャラクターなど
凄くにぎわっていたので 寂しく感じましたね。
逆の発想で言ってみると、全体的に空気気味でしたがクッパJr.や
『Newマリオ』シリーズ出身の敵キャラがたくさんペーパー化されていたのがいいですね。

ピーチ姫の口調変更については、一人称が「わたくし」に統一されてきてる気も
していましたし 今作の感じなら、それを継ぐのかなぁ と、覚悟はしていましたが、
それ以前にルーシーが犠牲になったというのにやたらと落ち着いていて、
発言も酷かったな…。ペーパーシリーズの彼女って、感情的になりやすい感じが
あり、物語的にも感動シーンを作ってくれてたので尚更です。
エンディングのシールフェスタにクッパの姿もあって、違和感にまみれてました。
何でお前がここにいるんだよ! と…。クッパも台詞が全く無く、寂しかったです。
結局 クッパも何をしたかったのかが不明でしたし。

発売前から諦めモードに入っていましたが、やはりピーチ姫サイドの話が無いのは残念。
シリーズ恒例ですし、結構重要なエピソードでした。
『マリオストーリー』ならティンク、『ペーパーマリオRPG』ならテックとの
会話ややり取りが凄くいいですし イベントでピーチ姫を操作するのもよかったのになぁ。
特に、テックに関しては感動的で、本当に素晴らしいストーリーでした。
オープニングも「さて 今日は…」の始まり方が廃止されていてショック。
より紙っぽくなり、絵本で始まっていたので、これくらいあってもよかった気も…。

ルイージの扱いについても酷かったですね。 結局何だったんだよアレ。
突然現れては、ペパライズで引っぺがしてどっかに行って…
何かあるのかと思ったら スタッフロールの下画面にちょっと書いてあるだけだったし。
ストーリーを削るためにルイージまで削ったんでしょうかね。
とはいえ、全く出ないのも悪いからとこんな形で登場したのでしょうか。
自分はルイージはシュールとかネガティブとか、そういう風には思っていないんですよね。
今までのシリーズでも 彼は彼なりに頑張っていましたし。あの扱いはないわ…。
今作はシリーズメインキャラである、ルイージ、ピーチ姫、クッパが特に残念でしたね。
ただ、スタッフロールのパレードの復活は嬉しかったですね。
ルイージが先頭で、マリオとピーチ姫、その作品のメインキャラのルーシーが最後を飾る。
これはペーパーマリオ以前にマリオ最初のRPGである
『スーパーマリオRPG』からのモノなので、余計に嬉しかったです。

キャラクター面で良かったところと言うと、台詞やイベントの展開ですかね。
この点はいかにもインテリジェントシステムズって感じがしました。
話し掛けることのできるキャラクターはほぼキノピオオンリーですが、
彼らはペーパーマリオシリーズのノリを受け継いでいて、凄く良かったです。
むしろ『スーパーペーパーマリオ』よりもエスカレートしていましたし。
序盤から笑わされる台詞のオンパレードで、あの黒さがたまらない。
回数は無くなってしまいましたが、ムーチョdeムーチョなど謎のクイズがあったり
良い意味でくっだらないイベントがあるのは今まで通りな感じでよかったです。
特に、博物館のモノシールの説明はスバ抜けて素晴らしかったです。バカっぽくて。
マリオもマリオで、結構調子に乗ってて何度か笑ってしまいました。
因みに、W5-1に過去作ネタがあるとのこと。
無駄に長時間かけて漁っていましたが、自分は発見することがなかったです。無念。


    

バトルについて言うと、これもあまり好みじゃないなぁ。

今作は仲間がいなく 基本マリオの攻撃1回で終わってしまいます。
ですがバトルスロットで行動回数を増やせるのはいいですねぇ。
むしろこれが無かったら、あらゆる所で詰んでた気もしますが。
目押しが苦手な人への救済やここぞという時のためにスペシャル(追加料金)も
あるのがグッド。確実に2回攻撃ができるようになるので便利です。

アクションコマンド…、これが最大の原因ではないでしょうか。
最初に言うと チュートリアルのようなバトルがないに等しいんですよね。
使用するのはAボタンだけ。これはシンプルでいい、ととらえるべきなのか…?
しかし、どこでボタンを押せばいいのかのタイミングが表示されない。
今までのシリーズなら攻撃のたびに画面下に説明が書かれ、
左上にコマンドやタイミングが表示されましたが 今作はこれが全くない。
これのせいで未だにハンマーのエクセレントを出すのがあやふやですし、
モノシールにもアクションコマンドがあるのを知ったのはTwitterのおかげでした。
せめて『マリルイ3!!!』のスペシャルアタック練習場みたいのがあってほしかったなぁ。

今作のボス戦はかなり苦戦しましたねぇ。
やりごたえがあっていい… とも思いましたが、かなり理不尽…というか。
一部のボスはあるモノシールを持っていないと詰んだに等しい事になるんですよね。
攻略サイトを見ながら、そんなの分かんねぇよ! と心の中で何度叫んだことやら。
特にワンワン戦はどうかと。シリーズ…というかRPGプレイヤーの常識的感覚だと
イベント戦・ボス戦で「逃げる」という発想は絶対に出てこないと思います。

ボスには弱点のモノシールがあるらしいのですが、もちろんノーヒント。
(ゲームオーバーになると聞けるらしいが。)
弱点が分かっても、使いどころがよく分からないし、戦闘後にルーシーに
シールの使いすぎとか言われるし… うざったいたらありゃしない。

とにかくバトルに関しては不親切。
パタクリボーにフラワー系攻撃が効くのにハンマーは当てられないとか分かんないよ。
個人的に強く言いたいのは異常状態について。今作はちょっと極端すぎる気が。
しわくちゃ状態になると、全く動けなくなるうえにダメージ2倍ってのは流石に…。
敵がこれになれば一掃できて楽しいですが、こっちがなった時は…。
毒状態も。毎ターンダメージを受けるのは当たり前ですけど、
攻撃が当たりにくくなるって何よ! 今までこんなのなかったので驚きました。
それにこの空振り率の高さ。毒状態で攻撃が当たった事が一度もないんですが…。
『MOTHER2』の「なみだがとまらない」とかの比じゃあ ありませんよ、アレは。

強力なシールを使って、敵を一掃するのは確かに爽快で 面白いのですが
やはりレベルとかが無いと ザコ敵戦の価値がまるでないんですよね。
最初の内は 楽しくやっていけましたが、だんだん面倒になってきました。
そういう意味では、今作は逃げても何のペナルティもなく、マップ上から
敵が消えるというシステムは良かったかもしれませんな。

欲を言うなら、アクロバットは仕方ないけどスーパーガードはあってほしかったなぁ…と。
この2つのおかげで『ペーパーマリオRPG』のバトルは最高に楽しかったので。
それと、ダメージ数や敵のHPは今まで通りな感じにしてほしかったです。
今作は妙に数字が大きいので、分かりにくいんですよねぇ。
クリオやクリスチーヌの「ものしり」があるわけでもないし、
表示される敵のHPはトータルだから、尚更混乱してしまいます。

…これ以上、言いようがないので、仲間・バッジについては黙っておきます。


バトル…というか、ゲーム全体の事なんですけど、
マリオのモーションがかなり増えたのは良いですね。
今までのシリーズでは動きを固定されていた感じもしましたし、そこは良かった。
特にペーパーマリオの正面向きは反則的に可愛いですし、今まで見ることが
できなかった後姿も見れるようになりましたね。
過去3作品になかった、新鮮なマリオの姿があったのは良かったと思います。


BGMについて。 これに関しては文句の付けどころはありませんね!
シリーズ代々伝わる、このBGMの良さ。今作も名曲にアレンジに盛りだくさんです。
特に好きなのは 通常、いわゆるザコ敵戦の曲。これは日本発売前から好きでした。
そして噂だったラスボスの最終形態の曲も素晴らしい。いいなぁこういうの。
ルーシーのテーマとまさかの『スーパーマリオ64』のサントラ名は…
「無敵マリオ」、でしたっけ? 羽根マリオの時のBGMのアレンジのミックスで驚いたなぁ。

個人的に好きなのはWorld4のメイン曲。よくよく聴いてみると、『NewマリオWii』の
地上BGMのアレンジなんですよね。ああいう感じの、好きだなぁ。
…雪ステージだから『ロンドンWii』と被ってる気もするけど、これはこれで良いアレンジ。
他にグッと来たのは『スーパーマリオ3』のアスレチックや
『マリオ64』のスライダー、メリーゴーランドなどなど。結構アレンジ多いなぁ。
中でもモノシールの「ラジカセ」から流れるあの曲! グッドチョイスですなぁ。
まさか『スーパーマリオランド2 6つの金貨』から持ってくるとは。
最も、マリオランドシリーズって何かと不遇なので アレンジされたのが凄く嬉しいです。

ただステージのBGMはワールドごとになってしまい曲数が減ってしまった気も。
曲調もジャズに偏ってるように思えます。


ステージの謎解きやギミックは…
World1までは今作はこんな感じなのかなぁ~と思いながら、
割とスイスイ進んでいたのですが、自分にとってはWorld2からかなぁ。
謎解きが凄く理不尽なんですよ。今までのシリーズなら仲間の力を使えば大抵
なんとかなりましたが、今作は一見全く何もないところでペパライズをしたり
当然かのように全くヒントの無い隠しブロックを強要されたり
(しかも、ジャンプではなくハンマーで叩く必要があるのも)など、
せっかくペパライズポイントを見つけても、何を使えばいいのか分からなかったり。
攻略サイトを見て、モノシール回収に戻ったり…大変大変。
『Newスーパーマリオ2』顔負けの難しさでした。
モノシールのアホっぽい演出とか、ギミックは凄く良かったんですけどねぇ。
いつも通りのデザインで突然登場したキャサリンは一体なんだったんだ。

プロローグのキノピオ探しもかなり苦戦しました。
初っ端からノーヒントのオンパレードですからね。
あの時点で 小さい子供なんかは詰んでしまったのではないでしょうか。


それと、これは多くの方からよく聞く意見なんですが… 後半のボリュームの無さ。
手抜きと言われてもおかしくないレベル。
World3はW3-12まであったのに、それがどんどん減っていって、
ラストワールドは3ステージしかないとか何事ですか。
しかも1つは完全にイベント用、1つは中ボスの後にほぼ何もなくラスボス直行。
その前のワールドもイカダなどのリフト系ステージが多く、乗り終わったらステージ終了。
開発スタッフは力尽きてしまったのかと思わんばかり。
その上相変わらず理不尽な仕掛けや謎解きばかりだからやる気を無くしてしまいました。


総評的には、最初に書いた通り 凄くガッカリ。
普段、自分のレビューなどを見ている方はよく分かっていると思います。
自分はこういった事を書き始めるとやたらと長くなり、いつも批判的になります。
…ですが、今作はその悪い癖を少しでも良くしたつもりです。
それでも 凄く残念な作品でした。 ペーパーマリオシリーズ最低は確実です。
というか、自分に言わせるなら クソゲーってやつですよ。それくらいです。


社長が訊くであんな事言われましたが、ストーリーや展開に期待している
ユーザーはたくさんいるハズです。その思いをぶつけたいです。
次のペーパーマリオに…期待しています。



 

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Fumiya

Author:Fumiya
スーパーマリオが好きな人。
グッズも集めていて、
色々語ったりするブログ。
初めて来た方は自己紹介を
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